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オンライン教習所 編集部 中条
入社以来、広報・企画部門にて、地域社会の交通安全啓発活動や、教習生のサポート業務に長く携わる。
現在、オウンドメディア編集長として、運転技術の解説から最新の交通法規、安全運転の心構えに至るまで、幅広い情報を正確かつ親しみやすい言葉で読者に届けることを信条としている。
愛車はダイハツムーブ。休日は地元の隠れたドライブスポットを取材とリフレッシュを兼ねて巡っている。
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サイドブレーキとパーキングブレーキの違いとは?機能や正しい順番・解除方法を解説
#免許取得について
2026.06.23
2026.06.23
「サイドブレーキとパーキングブレーキは何が違うの?」「AT車ではどの順番で操作すればいい?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
近年は、足踏み式や電子式など種類が増えており、教習所で習った内容と違って戸惑うケースも少なくありません。
この記事では、サイドブレーキとパーキングブレーキの違いや、種類ごとの特徴・正しい使い方・解除方法を初心者にもわかりやすく解説します。
安全に運転するための注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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サイドブレーキとパーキングブレーキの違い

サイドブレーキとパーキングブレーキは、どちらも駐車時に車を固定するための装置です。
ただし、厳密には意味や指す範囲に違いがあります。
まずは、それぞれの特徴や違いを整理して理解しておきましょう。
パーキングブレーキは駐車時に車両を固定する装置を指す
パーキングブレーキとは、駐車中に車両が動かないよう固定するための装置全体を指します。
現在は「レバー式」「足踏み式」「電子式」など複数の種類があり、車種によって操作方法も異なります。
パーキングブレーキは、安全性を高める役割もあり、教習所でも基本操作として学ぶ装置の1つです。
サイドブレーキはパーキングブレーキの一種
サイドブレーキは、パーキングブレーキのなかでも主に運転席横のレバーを手で引くタイプを指します。
以前は多くの車で採用されていたため「駐車時のブレーキ=サイドブレーキ」というイメージを持つ方も少なくありません。
しかし近年は足踏み式や電子式が増えており、パーキングブレーキという呼び方が一般的になっています。
パーキングブレーキの種類

パーキングブレーキには複数の種類があり、車種によって操作方法や位置が異なります。
近年は電子式も増えていますが、教習車や中古車では従来型が採用されているケースも少なくありません。
それぞれの特徴を理解しておきましょう。
| 種類 | 操作方法 | 主な特徴 |
| レバー式 | 手で引く | 教習所で多い |
| 足踏み式 | 左足で踏む | SUVで多い |
| 電子式 | スイッチ操作 | 自動解除あり |
| ステッキ式 | レバー操作 | 商用車に多い |
順に解説します。
①レバー式(サイドブレーキ)

レバー式は、運転席と助手席の間にあるレバーを手で引いて固定するタイプです。
もっとも一般的な「サイドブレーキ」として知られており、教習車でも採用されるケースが多く見られます。
解除するときは、先端のボタンを押しながらレバーを下ろします。
操作感がわかりやすく、初心者でも扱いやすい点が特徴です。
一方で、強く引きすぎると解除しにくくなる場合があります。
②足踏み式

足踏み式は、運転席の左足付近にあるペダルを踏み込んで固定するタイプです。
ミニバンやSUVなど、比較的大きな車種で採用されるケースが増えています。
レバーがないため車内空間を広く使いやすい点がメリットです。
足踏み式は、一度踏み込んだペダルを再度踏み込むことで解除するタイプが一般的です。
初めて運転する車では、事前確認が欠かせません。
③電子式

電子式は、ボタンやスイッチで作動するタイプのパーキングブレーキです。
近年の新型車で採用が増えており「電動パーキングブレーキ」と呼ばれることもあります。
スイッチ操作だけで固定できるため、力を使わず操作できる点が特徴です。
アクセル操作と連動して自動解除される車種もありますが、作動音や警告灯の確認を忘れないよう注意が必要です。
④ステッキ式

ステッキ式は、ハンドル付近にある棒状のレバーを引いて固定するタイプです。
主にトラックや古い商用車などで採用されています。
一般的な乗用車では見かける機会が少ないものの、一部の車種では現在も使用されています。
解除時は、レバーを手前に引いて操作する仕組みです。
通常のサイドブレーキと操作感が異なるため、初めて運転する場合は事前に確認しておくと安心でしょう。
パーキングブレーキをかける正しい順番

パーキングブレーキは、ただかければよいわけではありません。
車種や状況によって適切な順番があり、誤った手順は車への負担や事故につながる場合があります。
安全に駐車するためにも、基本の順番を理解しておきましょう。
AT車|パーキングブレーキをかけてからPレンジへ入れる
AT車では、停車後にフットブレーキを踏んだままパーキングブレーキをかけ、その後にPレンジへ入れる流れが基本です。
先にPレンジへ入れると、車体の重さがミッション内部へかかりやすくなります。
特に坂道では、シフト操作時に「ガクッ」と車が動く原因にもなりかねません。
車への負担を減らすためにも、パーキングブレーキを先に使用する習慣を身につけましょう。
MT車|停車後はギアをNに入れてからパーキングブレーキを使用する
MT車では、停車後にギアをN(ニュートラル)へ入れ、フットブレーキを踏んだままパーキングブレーキを使用する方法が一般的です。
MT車はAT車のようなPレンジが存在しないため、ギアとパーキングブレーキの両方で車両を固定します。
なかでも坂道では、ギアやパーキングブレーキのどちらか一方だけに頼ると、車が動くリスクもあります。
安全に駐車するためにも、両方の併用が大切です。
【関連記事】自動車免許のATとMTの違いとは?特徴や費用からどっちを取るべきか比較
坂道駐車|パーキングブレーキを先に使用する
坂道駐車では、平坦な場所以上にパーキングブレーキの役割が重要になります。
まずフットブレーキで停止し、その状態でパーキングブレーキをかけてからPレンジへ入れることで、車体の重さをしっかり支えられます。
とりわけ下り坂では、Pレンジだけに頼ると車が動く危険性も否定できません。
安全に駐車するためにも、パーキングブレーキを先に使用する習慣を意識しましょう。
パーキングブレーキの解除方法

パーキングブレーキは、種類によって解除方法が異なります。
操作方法を理解していないと、解除できずに焦ったり、半引き状態のまま走行したりする原因になりかねません。
安全に運転するためにも、種類ごとの解除方法を確認しておきましょう。
レバー式|ボタンを押しながら下ろして解除する
レバー式は、レバー先端にあるボタンを押しながら下へ戻すことで解除できます。
ボタンを押さずに無理に下ろそうとすると、故障や部品の劣化につながるため注意しましょう。
解除時は、フットブレーキを踏みながら操作すると安心です。
また、完全に下がっていないと半引き状態になる場合もあるため、警告灯が消えているかも忘れず確認しましょう。
足踏み式|再度ペダルを踏み込んで解除する
足踏み式は、一度踏み込んだペダルを再度踏み込むことで解除されるタイプが一般的です。
車種によっては、別途解除レバーを引く仕組みも採用されています。
初めて運転する車では、発進前に解除方法を確認しておくと安心です。
電子式|スイッチ操作または自動で解除される
電子式は、専用スイッチを操作することで解除できます。
また、近年の車種ではアクセル操作と連動し、自動で解除される機能を搭載している場合もあります。
ただし、自動解除を過信するのは危険です。
車種によって作動条件が異なるため、解除後は警告灯が消えているかも確認してください。
ステッキ式|レバーを手前に引いて解除する
ステッキ式は、ハンドル付近にある棒状レバーを手前へ引くことで解除できます。
一般的なレバー式や足踏み式と操作感が異なるため、慣れていないと戸惑う場合もあるでしょう。
特に商用車や古い車種で採用されるケースが多く、解除方法を知らないまま発進しようとすると半引き状態になる恐れがあります。
安全のためにも、事前確認が必要です。
サイドブレーキ・パーキングブレーキが解除できないときの対処法

サイドブレーキやパーキングブレーキは、寒さや部品の不具合などが原因で解除できなくなる場合があります。
無理に動かそうとすると故障につながる恐れもあるため注意が必要です。
焦らず原因を確認し、適切に対処しましょう。
寒さが原因の場合は解凍スプレーや自然解凍を待つ
寒冷地では、ワイヤーやブレーキ周辺が凍結して解除できなくなる場合があります。
無理に発進しようとすると部品へ大きな負担がかかるため危険です。
まずはエンジンをかけて車内を暖めたり、市販の解凍スプレーを使用したりして様子を見ましょう。
自然解凍を待つことで改善するケースも少なくありません。
特に雪道を走行した後は、凍結対策を意識しましょう。
原因がわからない場合は専門家に相談する
パーキングブレーキが解除できない原因が不明な場合は、無理に操作せず専門業者へ相談しましょう。
特に電子式では、バッテリー上がりやセンサー不良などが原因となるケースもあります。
無理に解除しようとすると、故障や事故につながる恐れも否定できません。
異音や警告灯が出ている場合は、そのまま走行せずロードサービスや整備工場への相談をおすすめします。
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サイドブレーキ・パーキングブレーキを使用する目的

サイドブレーキ・パーキングブレーキは、単に車を停車させるためだけの装置ではありません。
駐車中の安全確保や車への負担軽減など、さまざまな役割があります。
安全に運転するためにも、使用する目的を理解しておきましょう。
駐車中の車両が動くのを防ぐため
パーキングブレーキのもっとも大きな目的は、駐車中に車両が動かないよう固定することです。
特に坂道や傾斜のある場所では、Pレンジだけでは車が動く可能性もあります。
Pレンジとパーキングブレーキとの併用で、車体をしっかり支えやすくなります。
わずかな傾斜でも車が動けば、接触事故や思わぬトラブルにつながりかねません。
安全に駐車するためにも、毎回確実に使用しましょう。
AT車のPレンジだけに負担をかけないため
AT車のPレンジは、ミッション内部の部品で車両を固定しています。
そのため、Pレンジだけに頼ると内部部品へ負担が集中する場合があります。
特に坂道では、車体の重量が負担になりやすく、シフト操作時に強い衝撃を感じるケースも少なくありません。
車を長く安全に使用するためにも、状況に応じて適切に操作しましょう。
万が一の事故リスクを減らすため
パーキングブレーキを正しく使用すれば、思わぬ事故のリスク軽減につながります。
例えば、駐車中に車が動き出せば、壁やほかの車へ接触する危険性があります。
小さな油断でも、大きな事故へ発展する可能性は否定できません。
安全確認とあわせて、確実にパーキングブレーキを使用する習慣を身につけましょう。
サイドブレーキ・パーキングブレーキ使用時の注意点

サイドブレーキ・パーキングブレーキは、正しく使用しないと車両トラブルや事故につながる恐れがあります。
特に近年は種類が増えており、車種によって操作方法も異なります。
安全に運転するためにも、基本的な注意点を理解しておきましょう。
車種ごとの違いを事前に確認する
パーキングブレーキは、レバー式・足踏み式・電子式など車種によって操作方法が異なります。
普段乗り慣れていない車では、解除方法がわからず戸惑うケースも少なくありません。
特に、レンタカーや家族の車を運転する際は注意が必要です。
発進前にパーキングブレーキの位置や操作方法を確認しておくことで、焦らず安全に運転しやすくなります。
発進前に解除忘れや半引き状態がないか確認する
パーキングブレーキを解除し忘れたまま走行すると、ブレーキへ大きな負担がかかります。
焦げ臭いにおいや異音、加速しにくい症状が出る場合もあるため注意が必要です。
また、完全に解除されていない「半引き状態」も故障原因につながります。
発進前は、警告灯の消灯や車の動きを確認し、確実に解除できているかを確認しましょう。
電子式は作動音や警告灯を確認する
電子式パーキングブレーキは、自動制御される便利な機能がある一方で、作動状況が見えにくい特徴があります。
そのため、解除や作動時には警告灯や作動音の確認が大切です。
特に、バッテリー上がりやセンサー異常がある場合、正常に作動しないケースもあります。
異常表示が出ているときは、無理に運転せず点検を依頼しましょう。
坂道駐車時はPレンジだけに頼らない
AT車ではPレンジへ入れることで車を固定できますが、それだけでは十分とはいえません。
特に坂道では車体の重さがミッションへ集中しやすく、シフト操作時に衝撃が発生する場合があります。
安全に駐車するためには、Pレンジへ入れる前にパーキングブレーキを使用することが重要です。
坂道ではタイヤの向きにも注意しながら駐車しましょう。
寒冷地では凍結に注意する
寒冷地では、雪や水分が原因でパーキングブレーキが凍結する場合があります。
特に長時間駐車した後は、解除できなくなるケースも少なくありません。
無理に発進しようとすると、ワイヤーや部品へ負担がかかる恐れがあります。
凍結しやすい環境では、駐車場所や天候を確認しながら使用することが大切です。
必要に応じて解凍スプレーも活用しましょう。
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そのほか車のブレーキにはどんな種類がある?
車には、サイドブレーキ・パーキングブレーキ以外にもさまざまなブレーキがあります。
それぞれ役割や使用する場面が異なるため、違いを理解しておくことが大切です。
安全に運転するためにも、基本的なブレーキの種類を確認しておきましょう。
フットブレーキ|走行中に減速・停止するときに使用する
フットブレーキは、運転席の足元にあるブレーキペダルを踏んで減速・停止する装置です。
一般的に「ブレーキ」と聞いて多くの方がイメージするのが、このフットブレーキでしょう。
信号停止や速度調整など、走行中にもっとも頻繁に使用します。
ただし、長い下り坂で使い続けるとブレーキへ負担がかかりやすくなります。
エンジンブレーキと併用しながら安全に使用することが重要です。
エンジンブレーキ|アクセルを離して減速するときに使用する
エンジンブレーキは、アクセルを離した際に発生するエンジン抵抗を利用して減速する方法です。
フットブレーキのようにブレーキペダルを踏まなくても減速できるため、下り坂などで活用されます。
ただし、急激に減速するほど強い制動力はありません。
ブレーキランプが点灯しないため、後続車との車間距離にも注意しながら使用する必要があります。
まとめ|パーキングブレーキは種類と正しい順番を理解して安全に使用しよう
サイドブレーキとパーキングブレーキは、どちらも駐車中の安全を支える重要な装置です。
近年は、足踏み式や電子式など種類が増えており、車種によって操作方法も異なります。
安全に運転するためには、それぞれの特徴や正しい順番、解除方法を理解しておくことが大切です。
特に、坂道駐車や寒冷地では、誤った使い方が事故や故障につながる場合もあります。
日頃から正しい操作を意識し、安全運転につなげましょう。
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